人間用に加工された食材は、動物にとって塩分・糖分などがたくさん含まれがちです。 動物は発汗によるナトリウム排出器官が肉球にだけ限定されるため、塩分が多すぎると、腎臓や心臓への負担となります。 ハムや食パン、マヨネーズなどの調味料にもたくさんの塩分が含まれていますので避けてあげてください。 また、鶏や白身魚の骨は消化器官を傷つける恐れがあるので人間用の食材を用意に与えないように十分注意して下さい! |
◎ネギ類(タマネギ、にんにくなど)
ネギ類には、赤血球に対して毒性のある成分が含まれており。摂取すると貧血や黄疸を起こしたり、赤色の尿を出します。過熱しても破壊されないため、ねぎ類の成分が溶け出した食品(お味噌汁、シチューなど)にも注意してください。
◎生の魚介類(エビ、タコ、貝類など)
生の魚肉や甲殻類は、ビタミンB1欠乏症になる可能性があります。
加熱調理すれば分解酵素が破壊され安全ですが、過剰な摂取は禁物です。
◎人間用の牛乳
牛乳に含まれる乳糖を分解しきれず消化不良よる下痢を起こす場合があります。専用のミルクを与えるようにしましょう。ちなみにヨーグルトは乳酸発酵により乳糖は分解されています。
こんな食べ物にも注意!! |
♦ハチミツ ♦香辛料 ♦キシリトール ♦生の豚肉 ♦ぶどう(干しぶどう) ♦マカダミアンナッツ
♦スズラン ♦アロエ
※上記以外でも、過剰摂取などにより栄養バランスが崩れたりする食べ物があります。また個体差に夜アレルギーもあるので、フード以外の食べ物を与える場合は十分ご注意ください。
《例》
アイビー …嘔吐、腹痛、過流涎、下痢 ※歯は実よりも毒性が高い
アサガオ …胃腸障害、興奮、震せん、見当識障害、運動失調、食欲不振
※種⇒幻覚、下痢
アジサイ …嘔吐、抑うつ、下痢
カーネーション…軽度の胃腸障害、軽度の皮膚炎
キク …嘔吐、下痢、過流涎、協調不能、皮膚炎
シクラメン …流涎、嘔吐、下痢 球根⇒不整脈、発作、死
スイセン …嘔吐、流涎、下痢 ※毒性は球根に最も高い
大量摂取⇒痙攣、低血圧、震せん、不整脈
ゼラニウム …嘔吐、食欲不振、抑うつ、皮膚炎
チューリップ …嘔吐、抑うつ、下痢、過流涎 ※毒性は球根に最も高い
トマトの葉、茎…過流涎、食欲不振、重篤な胃腸障害、下痢、嗜眠、抑うつ、錯乱、行動変化、 衰弱、瞳孔拡大、徐脈
ドラセナ …嘔吐(血が混じる事がある)、抑うつ、食欲不振、過流涎
ヒヤシンス …嘔吐、下痢、皮膚炎、アレルギー反応 ※毒性は球根に最も高い
家庭菜園や花壇を作られている方も多いと思います。しかし、ワンちゃんネコちゃんが口にすると大変な事になってしまう植物もたくさんありますので、注意しましょう! |