避妊手術とは?
卵巣・子宮を摘出します。
妊娠を避け、発情時の出血やわずらわしさがなくなります。
避妊手術のメリット
乳腺腫瘍発生のリスクが減ります。 乳腺に発生する腫瘍のうち、犬では約50%、猫では約90%が悪性腫瘍です。
避妊手術の時期 | 発生率 | 予防効果率 |
初回発情前 | 0.5% | 95.5% |
1回目発情後 | 8% | 92% |
2回目発情後 | 26% | 74% |
2.5歳以降 | 100% | 0% |
子宮蓄膿症・卵巣腫瘍の発生を防げます。(特に高齢になると発生しやすくなります)
上記のように早期の手術によって防げる病気があります。
子供を作らないと決めている場合には、生後6ヶ月程での手術をお勧めいたします。
(生後6ヶ月未満の場合、内臓の機能がまだしっかりしていないため麻酔によるリスクがある恐れがあります)
去勢手術とは
睾丸を摘出します。
早期の手術でマーキング行動が抑制できます。
犬では足をあげてオシッコをしません。猫では家の中のいろいろな場所にオシッコを引っ掛けるという行動が予防できます。(個体差はあります)
去勢のメリット
精巣腫瘍の発生を防ぎます。(陰睾の場合、腫瘍化する可能性が高くなります)
肛門周囲腺腫の発生率が低下します。
会陰ヘルニアの発生率が低下します。
前立腺肥大の発生率が低下します。(加齢と共に発症率はあがります)